皆さんやりがち・・・NG習慣を紹介!!
髪の毛のために絶対にやってはいけない3つのこと
私が、日々のお客様との会話や施術の中で「本当に髪を綺麗にしたいなら絶対にやめてほしい習慣」を3つ厳選してご紹介します。
どれも一見「そんなに悪くないのでは?」と思われがちなことですが、続けると確実に髪がパサパサになったり、うねりやすくなったり、ハリコシが失われたりと…美髪からどんどん遠ざかる原因になります。
1. 濡れたまま寝ない
髪が一番無防備な状態とは?
お風呂上がりに髪を乾かさず、そのまま寝てしまう。これは、美容師から見れば最大級のNG行動です。
髪が濡れているときは、キューティクルが開いており、摩擦や衝撃にとても弱い状態です。そのまま寝ると、枕との摩擦で次のようなダメージが起こります。
- キューティクルが削れて髪がザラザラに
- 広がりやすくなり、まとまりが悪くなる
- 枕の湿気で頭皮環境が悪化し、かゆみや臭いの原因に
解決策:5分でも早く乾かす習慣を
「面倒くさいから…」という気持ち、よくわかります。ただし、乾かす時間を短縮する方法もあります。
- 吸水性の高いマイクロファイバータオルでしっかり水分を取る
- 根元から先にドライヤーを当てる(毛先は最後でOK)
- 洗い流さないトリートメントでドライヤー熱から髪を守る
寝る前にしっかり乾かすだけで、翌朝の髪のまとまりが劇的に変わります。
2. ヘアアイロンを180℃以上にしない
高温=傷むとは限らないが、リスクが高い
「180℃が一番ストレートになる」「サロンでも使っている」という声をよく聞きます。たしかに一時的な仕上がりは良いかもしれません。
しかし、家庭用のアイロンや日常使いで毎回180℃以上を使うと、以下のようなダメージが蓄積されます。
- 髪が焦げたようなニオイが残る
- カラーが退色しやすくなる
- 毛先が硬くなり、パサつきが増す
180℃以上の熱は、髪内部の水分やたんぱく質を急激に破壊してしまう恐れがあるため、結果として「ストレートになったけどパサパサ…」という残念な状態になってしまいます。
解決策:温度は120〜160℃で十分
私のおすすめは、アイロンの温度を120〜160℃の間に設定すること。特に髪が細めの方や、ブリーチ毛の方には130℃以下がベストです。
また、
- 1ヶ所に何度も当てない(1回ゆっくり滑らせる)
- 毛束を少なめにとって均一に熱を当てる
- 必ず乾いた髪に使う
これらのポイントを守れば、髪質改善につながる正しいアイロン使いができます。
3. たんぱく質不足は髪の元から崩す
髪の8割は「ケラチン(たんぱく質)」
どんなに高級なトリートメントやシャンプーを使っても、体の内側=インナーケアが不十分だと、髪そのものの“素材”が良くなりません。
最近では、「髪が細くなってきた」「抜け毛が増えた」と感じる方の多くが、たんぱく質や亜鉛の摂取不足です。
たんぱく質不足が続くと…
- 髪が細く、ハリコシがなくなる
- 新しく生えてくる髪が弱くなる
- 成長期が短くなり、抜け毛が増える
解決策:1日あたり60〜80gのたんぱく質を意識
1食ごとに「肉・魚・卵・豆類」などを取り入れ、しっかりたんぱく質を補給しましょう。
具体的なおすすめ食材:
- 鶏むね肉、ゆで卵、納豆、豆腐、鮭、ギリシャヨーグルト
さらに、ビタミンB群や亜鉛、鉄分も一緒に摂ることで、髪の生成をより効率的にサポートできます。
まとめ|習慣が美髪をつくる
今回ご紹介した3つの「絶対にやってはいけないこと」は、どれも毎日の積み重ねが将来の髪質を左右する重要なポイントです。
- 濡れたまま寝ない → 髪を守る第一歩
- アイロン高温使用 → 知識で回避できるダメージ
- たんぱく質不足 → 内側から髪を強く美しく
髪は消耗品ではなく、自分自身を表す“生きた素材”です。ぜひ、正しいヘアケア習慣を身につけて、髪質改善とアンチエイジングを実現しましょう。
動画でも髪のお手入れ法をご紹介しています。ぜひご覧ください。