ヘアカラーのデメリット|美髪アンチエイジング専門店en森下店
毎回毛先まで染めることのデメリット、ちゃんと知っていますか?
ヘアカラーを楽しむお客様の中には、「毎回、全体カラー(毛先まで)をしたい」とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
もちろん、髪色を綺麗にキープすることは大切ですし、美しく見せるためのひとつの手段です。しかし、毎回毛先まで染めることにはデメリットもあるということを、しっかりと理解しておく必要があります。
今回は、毛先まで毎回カラーをすることの「本当のリスク」について、プロ目線で丁寧に解説いたします。
① 毛先のダメージが蓄積される
まず一番大きなデメリットは、毛先のダメージがどんどん蓄積されてしまうことです。
毛先というのは、すでに過去に何度もカラーやアイロンなどのダメージを受けている部分。そこにさらに酸化染料・アルカリ剤が重なることで、髪のキューティクルが剥がれ、内部のたんぱく質や水分が流出しやすくなります。
その結果:
- パサつきやすくなる
- 枝毛・切れ毛が増える
- 手触りがゴワつく
- ツヤがなくなり、色持ちも悪くなる
② カラーが入りすぎて濁ってしまう
毛先はすでに染料が蓄積されています。そこへ毎回さらにカラーを重ねてしまうと、色が濁ったり、くすみすぎてしまうことがあります。
たとえば、ベージュやアッシュ系のカラーを毎回毛先まで重ねると、毛先だけ暗く沈んだような色味になってしまい、全体のバランスが悪くなることも。
綺麗なグラデーションを保ちたい場合は、「必要なところだけ染める」のが最も効果的な方法です。
③ 毛先だけ色落ちが早くなる
毛先は、シャンプー・摩擦・紫外線など、日常生活のダメージを最も受けやすい場所です。そこにカラーを重ねても、色が定着しにくく、落ちやすいという現象が起こります。
つまり、毎回染めているのに、色持ちが悪く感じるという残念な結果になりやすいのです。
④ 髪の厚みがなくなっていく
カラーによるダメージが続くと、毛先の髪の厚みがなくなり、スカスカな印象になります。
特にロングヘアの方は、毛先の厚みがあることで髪全体が美しく見えるのですが、毎回染めて傷ませてしまうと、見た目に影響が出てきてしまいます。
⑤ 解決方法:毎回毛先まで染める必要はありません!
ここまで読んでいただいておわかりかと思いますが、毛先まで毎回染める必要はないのです。
理想的なカラーの頻度:
- 根元のリタッチ:4〜6週間に1回
- 毛先までのカラー:3〜4ヶ月に1回(または色味が抜けたとき)
おすすめの施術:
- 根元だけ染めて、毛先にはトリートメントカラーでツヤ感を出す
- 全体カラーは、色が完全に抜けてから必要に応じて
- 毛先のコンディションが悪い場合は、髪質改善トリートメントで集中ケア
まとめ
カラーは髪を綺麗に見せるための大切な手段ですが、やりすぎは逆効果です。
毎回毛先まで染めてしまうことで、パサつき・色ムラ・ツヤの喪失など、様々なデメリットが起こります。髪を本当に美しく見せるためには、「必要なところだけに最適な施術をする」ことが大切です。
長く綺麗な髪をキープするために、髪にとって本当に必要なカラーの仕方を、ぜひ意識してみてください。
わからないことがあれば、いつでもご相談くださいね。あなたの髪がもっと輝きますように。